0歳の赤ちゃんに日本人ママが英語で語りかけをすることは、大丈夫!でもいくつか注意点もあります。
- 赤ちゃんへ英語の語りかけをする時の注意点
- 0歳からでも英語を始めるメリット
- 英語の語りかけの参考になる動画や絵本などのご紹介
英語に自信がないパパやママも参考にしながら実践してみてくださいね。
親子の楽しい英語のふれあいタイムになることを願っています!
- 0歳の赤ちゃんとおうち英語をしたい
- 赤ちゃんへの英語の語りかけフレーズが知りたい
- 赤ちゃんのためのYoutubeや教材を知りたい
赤ちゃんに話しかけるのは英語でもいい?3つの注意点
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ日本語も英語もまっさらな状態で、コミュニケーションや言語の基礎をつくる大切な時期です。
この時期に気をつけたいのは、以下の3点です。
- 親子のコミュニケーションを大切に
- テレビや機械音に頼りすぎないように
- 母語がしっかりと身につくように配慮する
サリーウォードの著書「0歳~4歳わが子の発達に合わせた1日30分間語りかけ育児」を参考にしながら、解説をしていきます。
親子のコミュニケーションを大切に
赤ちゃんは、人と人とのコミュニケーションを通して、言葉を覚えていきます。
ここで大切なのは、相互のコミュニケーションです。
- ママがいないないばあをする
- 赤ちゃんが笑う
- その赤ちゃんを見てママも笑う
こういった、お互いの言葉や反応から相互のコミュニケーションは生まれます。
一日に最低でも30分間は赤ちゃんに向き合って、語りかけながら触れ合いましょう。
赤ちゃんが誕生したら、毎日、静かな環境で、赤ちゃんと二人きりになり、向き合って、30分だけ、自分のことばで、語りかけよう、ということです。
~中略~
ともかく一日30分、子どもと向き合って、ことばでコミュニケーションをすれば、子どもの育ちは、ことばはもちろん、知能や情動、社会性などの面でも、うんとよくなるということを、長年のことばの治療その他の経験から導いたのです。
テレビや機械音に頼りすぎないように
相互のコミュニケーションに当てはまらないのが、テレビやCDなどの機械音です。テレビに赤ちゃんが笑いかけても、テレビは笑い返してくれませんよね。
ポイントは、テレビやCDをうまく取り入れることです。
- テレビで見たことにママが反応し、赤ちゃんに語りかける
- 音声と一緒に、ママが歌ってあげる
- 音声と一緒に、体を動かしてあげる
ただ、ママも忙しいので、ずっと赤ちゃんにかまってはあげられませんよね。
家事をしている間はテレビに赤ちゃんの相手をしてもらうことだってあると思いますし、ご家庭ごとにテレビのルールは様々あると思います。
気をつけなければいけないのは「テレビにばかり相手をしてもらっていて、人との相互のコミュニケーションが著しく不足している」場合です。
言葉は、機械音100%では身につきません。
母語がしっかりと身につくように配慮する
サリーウォードの著書「1日30分間語りかけ育児」では、母語での語りかけを推奨しています。
ふたつ以上の言葉を聞くこどもは、混乱してことばが遅れると考える親が多いのですが、親がひとつの文に両方のことばをかなり混ぜ合わせたり、こどもに親の母国語でない言葉で話しかけたりしなければ大丈夫です。特に後者の場合は注意が必要です。
「語りかけ育児」は、毎日のこどもへの上手な語りかけ方に主眼をおいています。
赤ちゃんに伝統的なわらべ歌やことば遊びを聞かせることもとても大切です。母国語ではないことばでの「語りかけ育児」はできません。
また、こちらの著書では、母親が母語を一切話さず、外国語での語りかけ育児をし、言葉の発達に弊害が出たという実例も紹介されています。
一般的な日本のご家庭の場合では、
- 極端に英語ばかりに偏ってしまうことは注意
- 英語を意識しすぎて、コミュニケーションが不足しがちにならないように
注意が必要です。「日本語と英語をバランスよく」が言葉の成長過程には大切です。
英語だけで語りかけをしても大丈夫?
英語が得意なパパやママは、片親が英語のみで語りかけ育児をする方針のご家庭もあるかもしれません。
「語りかけ育児を100%英語にするのか」は、かなり慎重に決断した方がよいでしょう。
- パパやママが英語で育てられた経験があるか
- 英語のわらべ歌や言葉遊びに馴染みがあるか
- 英語の細かいニュアンスまで言い表せるのか
- 英語で感情表現ができるか
など、総合的なパパやママの英語力に加え、将来どういった環境で生活する予定なのか(海外移住など)にもよってもご家庭ごとに方針はいろいろあると思います。
また、日本語にきちんと気を配ることはもちろんのこと、子どもの言語習得について正しい知識を持ち、もし子どもの言葉に危険信号が見られたら、すぐに気づいて対処することが大切です。
赤ちゃんから英語を始めるメリット
赤ちゃんの頃から英語を始めることには、賛否両論ありますが、赤ちゃんから始めるからこそのメリットもあります。
- 英語の耳が育つこと
- 英語アレルギーが出ないこと
詳しく見ていきましょう。
英語の耳が育つ(能力が残る)
生まれたばかりの赤ちゃんは、どんな国の言葉でも聞き分ける能力があります。
それが成長とともに、必要のないと判断される音は次第に聞き分けられなくなってしまいます。
英語の耳の能力を残すことによって、
- 英語のリスニングに苦労しない
- 英語の発音もよくなる
といった大きなメリットがあります。
大人が英語を勉強するときに誰もがぶち当たる壁ですが、赤ちゃんにはそんな壁はないんですね。
英語アレルギーが出ない
0歳の赤ちゃんは、英語を聞かせたところで、素直に英語を聞いてくれますよね。
これが4歳以上くらいの日本語がだいぶ確立していて、自我もはっきりとある子どもだと「英語は意味が分からない!日本語にして!」なんて英語の拒否、すなわち英語アレルギーが出ることがあります。
英語アレルギーが出る前の年齢から英語を始めた子どもは、自我が芽生える年齢になっても、英語が当たり前の環境になっているので、拒否反応は出にくいのです。
赤ちゃんに英語で話しかける方法
赤ちゃんに英語で話しかけるといっても、ママの英語力はさまざま。
そんな方でも、赤ちゃんへの英語語りかけ育児に役に立つものをご紹介しますので、参考にしてみてください。
Youtubeで日常の子育てフレーズを学ぶ
バイリンガルベイビー
「バイリンガルベイビー」では、日本とアメリカの国際結婚ファミリーの日常が見られます。
英語の絵本や歌を親子で楽しむ
英語の絵本や歌などを親子で楽しむのも、英語のコミュニケーションの一つです。
また、日常生活に覚えたフレーズを応用して使ってみるのもいいですね。
絵本|Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
クマやトリやネコなど、たくさんの動物と、カラフルな色がたくさん出てきて、英語のフレーズは簡単なものの繰り返しなので、赤ちゃんでも楽しめる絵本です。
Youtube|Super Simple Songs
Super Simple Songsは、英語を始めたばかりの子どもが楽しめる、Youtubeの無料動画です。
中には赤ちゃん向けのものもありますので、ご紹介します。
英語版の「いないいないばあ」です。パパやママが歌に合わせて、赤ちゃんにやって見せてあげるといいですね。
このような手遊び歌でも、赤ちゃんと遊べますね。
赤ちゃん向け英語教材を利用する
なにもない状態で英語の語りかけをしようとすると、何を話したらいいのか分からない!もしくは、語りかけのバリエーションが少ない!という状態になりがちです。
そんな場合は赤ちゃん向けの英語教材を活用しながら、英語のコミュニケーションを楽しむこともオススメです。
- ディズニー英語システム(DWE)
- ワールドワイドキッズ(WKE)
我が家でも愛用しているこちらの2つは、0歳児でも対象の教材です。
ディズニー英語システム(DWE)
幼児英語教材の中では代表格のディズニー英語システムですが、0歳の赤ちゃんから対象の教材です。
赤ちゃんにおすすめなのはDWEの一部の「Play Along」という教材。
- 教材の内容はDVDとCD、連動するおもちゃも付属
- DVDを見せるだけではなく、親子で触れ合いながら英語に親しめる
- お風呂など、日常でも使える場面がたくさん出てくる
- 英語が簡単で、赤ちゃんにもぴったり
ワールドワイドキッズ(WKE)
ワールドワイドキッズにも、0歳の赤ちゃん専用教材にステージ0があります。
DVDやCD、絵本やおもちゃなどが教材に含まれています。
ワールドワイドキッズは、親子のふれあいを大切にしています。
語りかけや親子のふれあいを増やしてくれる、愛のあふれる教材です。
赤ちゃんに話しかけるのは英語でもOK!母語とのバランスを大切に
赤ちゃんに英語で話しかけるときの注意点は、こちらの3つでした。
- 親子のコミュニケーションを大切に
- テレビや機械音に頼りすぎないように
- 母語がしっかりと身につくように配慮する
0歳の赤ちゃんは、人生で一番の成長期!愛情たっぷりで英語育児もしたいですね!
私が運営している無料オンラインサロン「こども英語部」では、「英語の語りかけ」についてメンバーの皆さんと意見交換をしました。
https://himetaro.com/kodomoeigobu-202001