ワールドワイドキッズ (WKE) を正規購入してから2年ちょっと経ちました。
今日はワールドワイドキッズを2年使ってみて感じた、
- 良かったポイント5つ
- 残念だったポイント3つ
をご紹介します。
ワールドワイドキッズを検討している方の参考にしていただけると嬉しいです。
追記:ワールドワイドキッズは、2022年11月末で販売終了になりました。
ワールドワイドキッズ(WKE)口コミ|良かった5つのポイント
ワールドワイドキッズのいいところは、実践的な英語や異文化なども学べるカリキュラムで、語学にとっては欠かせないコミュニケーションを大切にしているのもポイントが高いです。
- レベルの高い英語を学べる
- コミュニケーションを大切にしている
- 海外でそのまま実践できるシチュエーション設定
- 英語だけじゃない!異文化も学べる
- 良心的なお値段設定
この5つの点を詳しく説明します。
①レベルの高い英語を学べる
ワールドワイドキッズは、同年代のネイティブの子どもと同程度の語彙数を吸収できる設計であり、約6000語ほどの豊富な語彙にふれられるように作られています。
Stage 1からStage 6まで段階的に英語を学べ、最終的には自分の気持ちを伝えたり、理由を述べたり、日常的なコミュニケーションまでも身に付けることができ、我が家で目指したい目標に達成出来そうな教材であるということが大きなポイントでした。
②コミュニケーションを大切にしている
教材によっては「親はノータッチでも、英語が身に付く」というようなものもありますが、ワールドワイドキッズは、親子で英語のコミュニケーションを取ることをオススメしている教材です。
DVDやペアレンツガイドに参考になるやり取りが出てきますので、英語に自信がないパパやママでも、付属のおもちゃ(エモーショナルトイ)を使いながら、取り組みやすく作られています。
親子で英語のコミュニケーションを取ることによって、より教材の効果が増すと思いますので、親子で英語を楽しみたいご家庭にはピッタリだと思います。
③海外でそのまま実践できるシチュエーション設定
ワールドワイドキッズでは、ただ英語を楽しむだけでなく、実際に海外などに行っても英語を使えるように想定されて作られていると感じます。その一つに、英語の場面でよくあるシチュエーションをリアルに再現していることです。
英語を勉強したところで、英語特有のあいさつや習慣などを知らなければ、うまく英語を活用することができません。
私が実際にやらかしたカナダでの失敗談
≪スタバへ行った時の話≫
入店してすぐ、レジの店員さんにまず”How are you?”と言われました。
でも日本の文化だったら「いらっしゃいませ。ご注文はお決まりですか?」と聞かれるのが普通ですよね。まさか「お元気ですか?」なんて聞かれることは、まずあり得ません。
そのときの私の頭の中は、まさにパニック状態!
「まさか”How are you?”なわけない!でもなんて聞かれたんだろう?」と思いながら、盛大に無視して注文したのでした。
あの時の店員さんのきょとん顔、忘れません…。
本当は”How are you?”で正しかったんです。
でも「そういう習慣がある」ということを知らないと、どんなに簡単な英語でも訳が分からなくなってしまうということ、あるんですよね。
ワールドワイドキッズ、さすがだな!と思ったのは、レストランで注文を取る前に “How are you?” “I’m great.” と、まさにこれと同じ場面が、DVDに出てくるんです!
リアルな英語の習慣や日本だけで生活していたら分からないようなことも学べる教材であると思います。
他にも保育園や学校でのヒトコマ、お買い物やレストラン、日常で良くある場面がたくさん出てきます。海外へ行ったときにそのまま使えそうな実践的な英語が学べる作りになっています。
④英語だけじゃない!異文化や多様性を学べる
ワールドワイドキッズは、異文化多様性も身近に感じられる教材です。
英語圏の文化はもちろん、それ以外の様々な国の人が出てきます。特に後半のステージでは、英語のみならずいろんな世界各国の挨拶が出てきたり、リンゴを使った世界の食べ物が出てきたり、世界のダンスの紹介があったり、社会の勉強までできる内容になっています。
英語が話せないキャラクター
また、英語が話せないキャラクターも出てくるんです!
言葉が通じないお友達と仲良くなろうというストーリーなんですが、英語の教材のはずなのに敢えて中国語を話すお友達、なかなか攻めた教材だと思います!
ネイティブだけじゃない、世界で話されている英語を採用
あと私がむしろ好きだ!と感じるポイントは、アメリカ英語だけでなくオーストラリア英語など様々な発音の英語が出てくることです。
さらにはネイティブだけの英語のみならず、訛りのある英語も出てくること。世界に出れば英語を話すのはネイティブだけではなく、移民だったり留学生だったり、ノンネイティブ人口はとても多いです。そうした現実を考えると、ネイティブの発音だけで勉強をすることの方が不自然で実践的ではないと私は思っています。
一般的な英語教材はアメリカ英語だけというのが主流ですが、ワールドワイドキッズは常識を打ち破る、時代の最先端を行く教材だと思います。
リスニングの面でもメリットに
いろいろな国の訛りのある英語を聞くことは、リスニング面でとても役に立ちますし、ノンネイティブへの偏見などのネガティブな意識を取り除くためにもとても意味のあることだと思います。
もし非ネイティブの発音だけでインプットしていれば、その同じ発音でアウトプットが出てくるとは思います。ただし、合わせてネイティブの発音もたくさんインプットしていれば、心配ありません。
ワールドワイドキッズでは、基本的にはアメリカ英語、ところどころでオーストラリア英語や非ネイティブの発音が出てくる程度です。
「子どもの発音はどうなる?」という心配はそんなになく、いろんな発音の英語を聞かせるメリットの方が高いと私は感じました。
⑤良心的なお値段設定
切っても切り離せないお金の話。出来ることなら高くない方が家計には嬉しいけど、安かろう悪かろうでは意味がない。ワールドワイドキッズは、高すぎず安すぎずといったところのポジションの教材ではないでしょうか。
途中退会で返金可能、割増料金なし
ワールドワイドキッズの料金は二種類あります。
ステージ0~ステージ6 (0歳児向け) |
税抜252,000円(税込277,200円) |
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ステージ1~ステージ6 | 税込210,000円(税込231,000円) |
ワールドワイドキッズのお値段は良心的だなと思うのは、途中退会ができるところです。
そんなときでも、教材が届く前なら途中退会ができ、払った教材費はお届け前の受講費は戻ってきます。(※分割お届けの場合のみ。お届け済みのステージは返品等できません。)
月々の会員費がない
あと、月々の会員費などはありませんので、継続的な出費がないのも嬉しいポイントです。
イベントやワークショップは参加した時だけ費用がかかります。
兄弟とシェアするとより経済的
おうち英語全般に言えることですが、兄弟が何人もいると、その分みんなでシェア出来ますので、一人ずつ料金が発生する教室などより経済的です。
ワールドワイドキッズ(WKE)口コミ|残念な3つのポイント
ワールドワイドキッズは、お勉強感が強くなく、楽しみながら教材に触れられるところが魅力の一つだと思いますが、逆に言うと「娯楽感があって、無駄もある」ということです。
ディズニー英語システム (DWE) は「一語一句に無駄がなく、同じフレーズを何度も繰り返し定着させ、全部が勉強になる内容」という印象ですが、それと比べてみるとワールドワイドキッズは逆の性格をしているのかなという印象です。
DWEとWKEの比較はこちらの記事で詳しくまとめました↓
ワールドワイドキッズの残念だと思ったポイントはこちらの3つです。
- 英語の説明が足りないところがある
- 子どもが歌えない難しい歌も採用している
- MusicのCDの内容が娯楽的
①英語の説明が足りないところがある
音楽や映像の雰囲気で楽しむ部分もけっこうあるため、英語での説明が足りなくて惜しいなと思うところがあります。
DVDの “purple” のコーナー、紫の毛糸がコロコロ出てくるシーンがあるのですが、音声は “Purple, purple, what’s purple?” という歌が流れるのみです。「え、毛糸って英語で何て言うんだろう?」って疑問を残したまま終わります。
“A purple yarn ball is rolling.” など、もう少し英語で説明があれば、もう一歩勉強になるのになー、惜しいなーと思うシーンがたまにあります。
しつこく英語を捲し立てるよりは自然な作りなのかもしれませんが、もうちょっとお勉強要素を入れてもいいのかなと思いました。
②子どもが歌えない難しい歌も採用している
ワールドワイドキッズのオリジナルの歌もたくさんありますが、一般的に有名な英語の歌もたくさん収録されています。
メリット
そのメリットは、有名であるがゆえにワールドワイドキッズ以外の場面でもその歌に出会うことがあるということです。
例えば、英語の教室に参加したら “Old MacDonald Had a Farm” が出てきた!これ知ってる!と積極的に参加できますよね。この点はメリットに思います。
デメリット
逆にデメリットだと思うのは、ビートルズの “Ob-La-Di, Ob-La-Da” など、子どもが歌詞を全て覚えて歌うとは思えない歌もまぁまぁ入っている点です。
「デズモンドとモリーが出会って、結婚して、子どもが生まれて…」のようなストーリーの歌ですが、サビの部分は雰囲気で盛り上がりますが、ちゃんとストーリーを理解してお勉強になっているかというと、そうでもない気がします。
「歌を覚えて、英語のフレーズが丸々覚えられる」タイプの歌もありますが、全てではありませんし、あまりそのようには作られていない教材です。
その点は、ディズニー英語システムのシングアロングは、全て覚えられる英語で、効率的に身につきやすく、無駄な要素が全然なく、上手くできているなぁと思います。
③MusicのCDの内容が娯楽的
CDは「音楽を収録したもの」と「絵本の朗読のもの」の2種類ありますが、Music CDの方は娯楽感が強く、ドライブなどでBGMにするにはいいですが、これを聞いて勉強になるという作りではないのが残念です。
実は、歌の入っていないインストゥルメンタル(楽器演奏のみ)の曲も入ってるんです!BGMとしては申し分ありませんが、英語の教材として見ると「なぜこの曲を入れたんだ!」と突っ込み入れた方はユーザーの中にたくさんいるはずです。
絵本の朗読CDの方は、絵本を見ながらCDを流したり、かけ流ししたりするには向いているかなと思いますが、効果的なかけ流しCDがワールドワイドキッズにはないのかなと思います。
ワールドワイドキッズ(WKE)口コミまとめ|後悔なし!まさにこんな教材が欲しかった
ご家庭ごとにおうち英語の目標やイメージは異なると思いますので、全ての人に良い!ということはないかもしれませんが、ワールドワイドキッズは非常によくできていてとてもオススメ出来る教材だと思います。
≪WKEのいいところ5つ≫
- レベルの高い英語を学べる
- コミュニケーションを大切にしている
- 海外でそのまま実践できるシチュエーション設定
- 英語だけじゃない!異文化や多様性を学べる
- 良心的なお値段設定
ただ、この3つのポイントだけがとても残念に思います。
≪WKEの残念なところ3つ≫
- 英語の説明が足りないところがある
- 子どもが歌えない難しい歌も採用している
- MusicのCDの内容が娯楽的
我が家でおうち英語を始めて2年、その間にも子どもの成長や興味に合わせて、ワールドワイドキッズやディズニー英語システム、他にも無料で利用できる教材などを、いろいろ組み合わせて試してきました。
2年間我が家がやってきた全てのことは、こちらの記事でまとめています↓