と一口に言っても、あなたはどれくらいのレベルの英語習得をイメージしていますか?
到達したいレベルによって、通う教室やスクール、おうちで使う教材や本など、その目標に合うものは違ってきます。
まずはバイリンガル育児の第一歩、目標を決めるところから始めましょう!
もくじ
バイリンガル育児の成功のために目標を決めよう
目標をはっきりさせることによって、
- 何をすればいいのか
- どんな教材を使用すればいいのか
を明確にして、それぞれのご家庭にあったものを選ぶことが成功の秘訣です。
将来どんな場面で英語を使いたいのか、イメージすると目標も定めやすいですよ。
英語が好きになってほしいなら
- 英語の歌を歌う
- 簡単な英語で体を動かす
- 無料の動画などを見せる
- 週に一回程度の英会話教室に通う
現代は嬉しいことに、無料で利用できる英語の教材が、オンライン上にたくさんありますよね。そういったものを中心に利用して、多額な費用をかける必要はありません。
- YouTubeなどの動画
- オンライン上の無料の教材
- 市販のワーク
- こどもちゃれんじイングリッシュなど
外国人と触れあう経験をさせたいなら、ネイティブの先生がいる英会話スクールに週一回程度通ってもいいかもしれません。
子供の気に入ったものを中心に、無理なく英語を楽しみましょう。
コミュニケーションできるくらいを目指すなら
- 英語の基礎を一通り学べるような積み上げ式の教材を利用する
- アフタースクールやサタデースクールなどに通う
- オンライン英会話などで、日常的にアウトプットする
英語の基礎を身につけることが大切です。
好きな教材をいろいろ揃えるより、英語の基礎を一通り学べるような教材を軸にして、補助的に他の動画や絵本などを使うといいですよ。
- ワールドワイドキッズ
- ディズニー英語システムなど
とにかく、根気強く継続することが、成功のカギです。
本格的なバイリンガルを目指すなら
- 英語の基礎を学べるような積み上げ式の教材を使う
- インターナショナルスクールやプリスクールなどに通う
- 長期留学や移住など、海外で生活する
毎日多くの時間を、英語に触れる環境にします。場合によっては、日本の義務教育を受けないこともあります。
注意点は、意識して日本語も学習しないと、日本語が育たない危険性があることです。
この危険性は、バイリンガル教育のデメリットとしてよく挙げられますが、次の項目(限定的バイリンガル・ダブルリミテッド)でご説明します。
親や教師が正しい知識を持ち、失敗のないよう配慮が必要です。
タイプ別バイリンガルの定義
「バイリンガル」と一口に言っても、二言語の能力やバランス、得意不得意な技能があるなど、個人個人で様々なタイプがあります。
- 均衡バイリンガル(二言語ともハイレベル)
- 偏重バイリンガル(一言語はハイレベル)
- 限定的バイリンガル(どちらも低いレベル)
この3つタイプのバイリンガルは、言語を使用する環境や教育によって、どのパターンにもなる可能性があります。
「不十分だったり中途半端な教育によって、両言語が十分に育たなかった」ということがないよう、注意が必要です。
均衡バイリンガル(バランス・バイリンガル)
二重バイリンガルともいいます。
- 社会で二言語を日常で使う国や環境で生活している者
- 熱心なバイリンガル教育を受けた者など
ただし、二言語共に同等の高いレベルに達するケースは稀で、実際は二言語が高いレベルであっても、多少の優劣が見られることが多いです。
偏重バイリンガル(ドミナント・バイリンガル)
- 日本国内で英語を習得する者など
日本で生活し、日本の教育を受けながら、英語の教育も並行して行うと、日本語が優勢でこのケースになることが多いです。我が家もこれに当てはまります。
言語習得においては自然なケースで、我が家はこの形を目標にしています。
限定的バイリンガル(ダブルリミテッド・バイリンガル)【注意】
セミリンガルともいいます。
- 帰国子女
- 日本で生活する外国人児童など
家庭で使用する言語と外で使用する言語が異なる環境の場合や、複数の国を転々とするなど、言語の環境に変化がある場合などに、見られることがあります。
英語教育に力を入れすぎて、日本語の教育を軽視するなどの場合も注意が必要です。
このケースは、バイリンガル育児のデメリットとして挙げられる要因のひとつです。
両言語がともに育っていないと、様々な弊害が起こります。

【その他】複雑なバイリンガルの定義
上記で3つタイプのバイリンガルを挙げましたが、実際にはバイリンガルには個人差があり、全く同じ能力を持つ人を探すのは難しいと言えるでしょう。
- リスニングは不得意だが、リーディングは得意
- 日常のコミュニケーションには困らないが、読み書きはできない
- 一見言語が習得できたように見えても、学校の勉強についていけない
また、言語能力は変わるものです。上達したり衰えたり、常に変化しています。
そして言語は目に見えるものではないですし、一見なにも習得していないようで、インプットを蓄積させている段階であるということもあります。
言語は、簡単にはかることができない難しいものですね。
我が家の目標は英語でコミュニケーションできること
我が家は両親ともに日本人、生活も日本でしています。
そういった願いから、小学校や中学校は日本の教育を受け、日本の義務教育に弊害が出ない程度に、国際交流や留学などを楽しみたいと思っています。
高校や大学あたりからは、子ども本人の希望や能力によっては、海外に出るのもステキだなと思っています。
- 日本語を優先にしつつ、英語の基礎を身につけたい
- 外国の友達と、英語で楽しくコミュニケーションしたい
まとめ|バイリンガル育児の成功のためには目標を決めたら毎日コツコツ!
バイリンガル育児にはいろいろな形があります。
目標を決めたら、後は実践するのみ!
バイリンガル育児はすぐに成果は出ませんが、共に頑張りましょう!
