二人目を出産する時、一姫(当時3歳7ヶ月年少)の赤ちゃん返りとイヤイヤ期のぶり返しで、産前に立てた計画が大崩壊!
上の子を預けられなくて、めちゃくちゃ大変な産後を過ごしました。
でも、そもそも産前にしっかりと対策して準備ができていれば、もう少し楽な産後になったのかも…と、今では後悔しています。
これから二人目をご出産されるあなたには、こんなことになって欲しくない!という願いを込めて、我が家の失敗談を反面教師にしていただければと思います。
- これから第2子を出産される方
- 里帰り出産をしない方
- なかなか周りに頼れない方
- 上の子がママ大好きな方
二人目出産時、上の子の預け先がなくなった理由
出産前に立てていた産後の計画では、里帰りはせずにパパの送り迎えで一姫を日中保育園に預ける予定でした。
予想外の、一姫に生涯最高のイヤイヤ期到来!!
保育園に行きたくない
出産前日から登園拒否
出産前日、何かを察知したのか、車で保育園に向かうこともできないくらいの登園拒否が始まりました。
そのまま再登園できずに出産を迎え、毎日がバタバタで、上の子の不登園にしっかりと向き合うことができませんでした。
保育園に入園してから1ヶ月半後の出産だったので、園生活にもまだ慣れてなくて、さらにゴールデンウィークが明けた後だったので、完全に五月病になっていました。
産後1ヶ月はママが子供二人をかかえて日中ワンオペ
送り迎えしたことがないパパでは、太刀打ちできず、だからといって産後まもないママは送り迎えできません。
結局、不登園は産後1ヶ月まで続き、退院後は新生児と上の子の二人のお世話をママが一人ですることに。
苦し紛れに実家に帰りましたが、フルタイムで働く実母(ばぁば)一人しかいないので、ワンオペには変わりなく。
晩御飯は実母が作ってくれましたが、孫の世話は一切しなくて、さらに家事まで頼んでくるような実母なので(T_T)数日で帰ってきました。
一度だけ赤ちゃんのオムツ替えをお願いしたら「手にう○ちがつく!」と文句を言いながらやってましたよ…。
パパと寝たくない
事前の計画では、入院中はパパと一姫は自宅で寝る予定でした。
入院一日目の夜は、自宅でパパの寝かしつけ。ギャン泣きの末、寝落ちしたそうです。
病院に上の子も泊まることに
入院二日目は「ママと一緒に寝たい!」と、お見舞いに来た病院から断固として帰らない!車に乗ることもできないので、病院にお泊まりさせて、ママのベッドで一緒に寝ることに。
そのまま病院で寝泊まりすること、数日。
最後の二日間は、苦し紛れにパパと一姫が義実家に遊びに行き、お泊まり出来そうな雰囲気だったので、そのまま泊まらせてもらうことにしました。
≪準備不足ポイント≫
上の子の寝かしつけは、普段はママの役割で、パパによる寝かしつけは数回練習した程度。全然練習が足りていませんでした。
その結果、ママは寝不足Max
新生児との生活が始まって、ただでさえ寝不足。新生児のわずかなサインも逃すまいとピリピリしていて、寝ていてもちょっとした物音でも起きてしまうのが、新生児の母。
ついでにお風呂も拒否
今までお風呂を嫌がったことがなかったのに、突然お風呂嫌いになりました。
お風呂に入らない日が1週間くらい続いたり、入れる日と入れない日が交互にあったりして、入れない日は、タオルでしっかり拭くことで妥協しました。
特に洗髪を嫌がって、2ヶ月ほど「水のいらないシャンプー」で過ごしました。
ワガママ放題で、産後でなくてもお手上げ状態だったと思いますが、突然の環境の変化で、一姫も戸惑っていたのだと思います。
甘すぎた計画が失敗の原因
今回の失敗は、準備が全然足りていなかったことが一番の原因で、家族みんながとにかく大変な1ヶ月を過ごしました。
パパに頼りすぎた
普段から家事や育児をよく手伝ってくれて、休みの日は上の子と二人でお出かけにもよく連れていってくれるような、まさにイクメンなパパなんです。
そんなパパなので、入院中や産後しばらくの間は、家事と一姫のお世話をパパにお任せして、私は二太郎のお世話に専念しようと思っていました。
ですが実際、産後になってみると、
- 一姫がパパには手に負えなくなった
- 家事と育児、別々ならできるのに、同時にはムリだった
- ママの代わりには全然なれなかった
現実はそんなに甘くなかったのです!!
預け先の選択肢が少ない
ママ大好きな性格の娘だったから余計に、今まで娘を預けるという経験が極端に少なすぎました。
孫のお世話はしない実母
私の実家には実母が独り暮らしをしていますが、実母はフルタイムで働いています。
さらに実母の性格上、孫のお世話をするタイプではなく、娘だけを預けるということはそもそも不可能でした。
なつかなかった義理の両親
義実家の両親も働いているため、娘を預けることが今までありませんでした。
孫のお世話をよくしてくれる義母ですが、なぜかなつかなかった一姫。赤ちゃんのときは特に、義母の抱っこでは大泣きしていたので、あまり頼りにすることはありませんでした。
保育園に慣れていなかった
私は専業主婦なので預ける必要性がなく、年少で入園する前は一時保育なども利用したことがありませんでした。
そして、一姫の性格を思うとママと離れるのは絶対嫌がるだろうからと思って、さらに疎遠になっていました。
預けることに慣れていなかったことで「産後にどこにも預けられない」状態に陥ってしまいました。
【結論】母子分離が全然できていなかった
ママと離れることにまだ慣れていなかったことが、一番の原因だったと思います。
年少で保育園に入園するまでは、ママとずっと一緒だった一姫。実家に預けたこともなければ、一時保育すら利用したことがありませんでした。
ママの産後の体調
産後は絶望するほど大変な日々
二人目の出産は、1時間半というスピード出産でした。
そのため、ママの体が動けてしまうので、入院中からあれこれ動き回っていたのです。
退院後のことを思うと「新生児を抱えながら、こんなに手のかかる上の子を見ることはできない!誰か、助けて!」と、入院中の病院で、夜中しくしくと涙を流すこともありました。いろんな意味で、夜は寝られない毎日でした。
今までと同じように上の子を可愛がってお世話してあげたい気持ちと、もうそこまで動けない自分のキャパの限界と、その狭間で心が悲鳴をあげているようでした。
赤ちゃんが生まれて幸せ絶頂なはずが、絶望しか感じられなくなっていました。
義母の前でも涙が止まらず、「今は大変だと思うけど、1ヶ月や2ヶ月の辛抱だよ。」と諭されました。
ストレスで母乳が出なくなった
上の子は母乳が良く出て完母で育てたので、二人目も完母でと思っていましたが、産後数週間で母乳の出が悪くなりました。
初めの数週間は出ていたのですが、ストレスが原因だったのか、パタッと出なくなりました。
今は母乳とミルクの混合で育てています。
一ヶ月検診で産後うつの可能性
一ヶ月をなんとか乗り越えて、一ヶ月検診でのこと。「産後うつの可能性」を指摘されました。
ただ、一番辛かった山場は過ぎていたので、その後指摘されることはなくなりました。
産後二ヶ月半で喘息に
ひどい咳に悩まされて、診断の結果は「喘息」でした。
お薬を飲み始めましたが、4ヶ月を過ぎた今もまだ完治しておらず、喘息に悩まされています。
パパがお休みの日に、一日思う存分昼寝をさせてもらったら、少し良くなった感じがしたので、疲れが溜まっているのも、長引かせる原因かもしれません。
産前にしておきたい上の子のための5つの準備
これから二人目をご出産されるあなたには、我が家のような失敗をしてほしくない!失敗から学んだするべき準備をまとめました。
ママなしでも寝られるように
入院中はパパと一緒に寝てもらう予定でしたが、パパでは一姫が寝てくれず、入院中もママが上の子の寝かしつけをする羽目になりました。夜中も起こされてしまうし、本当に大変でした!
実は、普段の寝かしつけはママの仕事で、事前にパパと二人だけで寝た経験があまりありませんでした。
この楽観的な考えが失敗の元でした。
入院中に一緒に寝る予定の人と、入院前から寝かしつけの練習を、何度もしておくことをオススメします!
実家でお泊まりできるように
実家に里帰りしたり、娘を預けたりする予定は計画にはなかったので、お泊まりの練習などもしていませんでした。
急遽予定を変更しても、安心してお願いできるように、実家にお泊まりできるように練習しておけば良かったです。
保育園など預け先に慣れておく
産後は保育園を一番あてにしていたので、行けなくなってしまったことは本当に誤算でした。
上の子にとって保育園が安心して行けるところであればよかったのですが、まだ慣れていなくて不安がある状態だったので、その結果、登園拒否を起こしてしまいました。
もっと前から慣れ親しんで、安心して登園できるようにしておくべきだったなと痛感しました。
行政などのサービスを調べておく
行政のサービスは利用する予定になかったので、一切なにも調べていませんでした。
産後はバタバタで、ゆっくり調べものをする余裕はありません。産前に情報だけでも集めておいて、もし必要であればすぐに利用できるように準備をしておいて損はないと思いました。
・産後ドゥーラ
・ファミリーサポート
・家事代行
・宅配の食事
・産後の育児相談
お姉ちゃんになる覚悟
上の子の年齢に合わせて、心の準備をすることも大切です。
お腹の赤ちゃんに話しかける
上の子と一緒に、赤ちゃんに話しかける習慣をつけることで、赤ちゃんを受け入れる準備や赤ちゃんを可愛がる心が生まれます。
突然赤ちゃんが生まれて、びっくり!となると、精神的にも大変だと思うので、お腹の中にいるときから、赤ちゃんが生まれることを楽しみにすることや、赤ちゃんへの接し方を学ぶことは大切です。
赤ちゃんが生まれた後のことを話す
上の子の年齢にもよりますが、理解できそうなことは、先に伝えておくと、安心に繋がると思います。
- ママと赤ちゃんは数日入院すること
- 入院中はパパと一緒に寝ること
- ばぁばの家に泊まること
- しばらくしたらママと赤ちゃんもお家に帰ること
出産に関する絵本を読む
二人目を生む前、母親教室で産前にできる上の子へのケアとして、出産に関する絵本を読んでおくと、心の準備ができていいということを教えてもらいました。
赤ちゃんが生まれたときのことを想像できるので、オススメです。
お人形のお世話をして疑似体験する
友達がやっていた方法なんですが、赤ちゃんが生まれる前に、お人形を上の子にプレゼントして、赤ちゃんのお世話をする練習をしたそうです。
下の子が生まれてからも、ママが赤ちゃんをお世話するように、母乳をあげる真似をしたり、抱っこやおんぶをしたりして、お世話ごっこをしていました。
上の子が女の子の場合は、オススメです!
まとめ|上の子のためにも二人目出産の前にしっかり準備を!
備えあれば憂いなし!事前の準備、大事なことを身をもって体験しました。
二人目出産となると、赤ちゃんのことに気が向きがちですが、うちの場合は
上の子:新生児=9:1
で一姫に手がかかりました。逆に、二太郎が手のかからない子だったので、めちゃくちゃ助かりました。
しかし、この大変な産後を乗り換えたからこそ、ママ、パパ、一姫にも大きな成長がありました!
- 一姫がパパのいうことをよく聞くようになった
- ママがいなくても、一姫が一人で出来ることが増えた
とにかく大変な産後だったけど、意味のないことは何一つなかったなと、今になっては思います。
めでたし、めでたし。