Oxford Reading Tree(ORT)を含む900冊の本が読み放題のサービス、Oxford Reading Club(ORC)を我が家で始めてから、半月が経ちました。
今日は、Oxford Reading Club(ORC)を実際に使ってみて感じた、よいと思ったこと5つと残念だと思ったこと3つをご紹介します。
また、ORCのアプリと紙媒体の絵本の違いについても触れていきます。
- ORCを始めようか迷っている方
- ORCの使用感を知りたい方
- ORCのアプリと紙の絵本の違いを知りたい方
↓Oxford Reading Clubってなに?という方は、こちらの記事で紹介しています。
Oxford Reading Club(ORC)の口コミ|アプリの良いポイント5つと紙の絵本との違い
Oxford Reading Club(ORC)のアプリで読める本には、5つのステップがあります。
- ステップ1Warm Up(単語クイズ)
- ステップ2Listen Up(絵本を見て聞く)
- ステップ3Read(絵本を読む)
- ステップ4Speak Up(発音練習)
- ステップ5Wrap Up(まとめ)
この5つのステップで、絵本に出てくる単語を予習したり、絵本のフレーズを発音練習したり、最後には復習できるアクティビティもあります。
ステップの詳しい説明は、こちらの記事でご確認ください。↓
ここからは、ORCのアプリならではの良いところと、アプリは紙媒体の絵本とどのように違うのかを、以下の5つのポイントでまとめました。
- 文章を隠して、音声と絵に集中できる
- 文章をタップで、一文だけ朗読音声が流れる
- 録音機能で、発音練習ができる
- 楽しいアクティビティがいっぱい
- 辞書を引くのが簡単
ORCのアプリ(ステップ2)は文章を隠して音声と絵に集中できる
絵本の導入、ステップ2Listen Up(絵本を見て聞く)では、自動で朗読音声が流れ、絵本がめくられていきます。
その間は、文字は見えないように隠されていますので、朗読音声と絵に集中できるようになっています。
多読の観点から見ても、初めは文字に頼りすぎず、絵を楽しむことが大切だと言われています。
ORCのアプリ(ステップ3)は文章をタップで一文だけ朗読音声が流れる
絵本を読むメインのステップ3Read(絵本を読む)では、自分のペースでページをめくり、読み進めることができます。
そこでとても便利な機能が、朗読音声を聞きたい文章をタップすると、その一文だけ音声が流れることです。
紙媒体の絵本+CDとの違い
紙媒体の絵本とCDを使った場合、まず「ピンポイントでこの文章を聞きたい!」ということは難しいですよね。
また、CDはどんどん先に進んでしまいますので、絵本をゆっくり見ることができず、どこを読んでいるのかも分からなくなってしまうことがあります。
ORCのアプリ(ステップ4)は録音機能で発音練習ができる
ステップ4Speak Up(発音練習)では、お手本の音声に続けて、自分の声を録音することができます。
ORCのアプリ(ステップ1,5)は楽しいアクティビティがいっぱい
ステージ1Warm Up(単語クイズ)とステージ5Wrap Up(まとめ)では、絵本に関するアクティビティが楽しめます。
ゲーム感覚で予習復習ができるので、子供にも好評です。
ORCのアプリは辞書を引いたり単語のメモが簡単
ORCのアプリでは、絵本の画面から簡単に英英辞典を引けたり、メモしておきたい単語も残しておくことができます。
英語多読のルールに辞書を引かない!というのは言われているので、辞書は全く使わないという方は必要ない機能ではありますが…。
Oxford Reading Club(ORC)の口コミ|残念なポイント3つ
Oxford Reading Club(ORC)を実際に利用してみていろんな点でよいサービスだなと感じていますが、3つだけ残念に思ったポイントがありました。
- 家族で使う場合ユーザーが分けられない
- アプリの使い勝手が悪いことも
- 契約が終わると、手元に何も残らない
家族で使う場合ユーザーが分けられない
ORCの残念なポイントの一つ目は、ユーザー分けができないことです。
親子や兄弟で利用する場合でも、一つのアカウントを家族で共有することになります。
そうなると、次のような2点で不便だなと感じました。
誰がどの本を読んだのか分からない
一度本を読んでステージが進むと、それは既読のような状態になりますが、家族のうち誰が読んだのかまでは分かりません。
誰が取ったメダルか分からない
ステップ①~⑤まで全てクリアすると、メダルがもらえます。
しかし上記と同様に、家族の誰が取ったメダルなのかまでは分かりませんので、子供から不満が出てきそうですね。
アプリの使い勝手が悪いことも
ORCのアプリは「使い勝手があまりよくないな」と思うところがたまにあります。
- 絵本を2回目読むとき、前回終わったページから始まる
- リーディングチャート(900冊一覧)に、検索機能がない
- ライブラリーはレベル分けされているが、本の順がバラバラ
絵本を2回目読むとき前回終わったページから始まる
2回目以降に同じ絵本を読む場合、前回終わったページから始まります。
途中まで読んでいた場合ならそれでもいいですが、最後まで読み終わったものでも、最後のページから始まります。
またステージ3では、ボタン一つで「トップページまで戻る」というものがありません。
- 「メニューボタン」を押す
- 「ページ一覧」を押す
- 上までスクロールして「トップページ」を選ぶ
という操作を経て、やっとトップページにいけます。
もしくは、ひたすらページをめくってトップまで戻るという方法もありますが、それもちょっとね…。
リーディングチャート(900冊一覧)に検索機能がない
リーディングチャートという全900冊が一覧になっているものがあります。
ORT以外にもシリーズの枠を超えて、易しいレベルから難しいレベルへと、レベル順に本が並んでいるので、次になにを読んだらいいのか分かりやすくて、すごく役に立つチャートです。
しかしひとつだけ難点が…。それは、リーディングチャートに検索機能がないことです。
例:ORTのステージ4周辺のレベルを見たい場合
- ひたすら画面をスクロールして、お目当ての絵本を自力で探さないといけない
- しかも、チャート一覧には「ステージ4」などの表記もないため、表紙の絵だけが頼りで、ものすごく分かりにくい
ライブラリーはレベル分けされているが本の順がバラバラ
リーディングチャートとは別に、ライブラリーがあります。
ライブラリーとは、ORTなどのシリーズ分け、さらにステージ分けもされているので、「ORTのステージ4が読みたい」という時にスッと絵本を選べます。
しかし、ここにもひとつ難点が…。それは、表示される絵本の順がバラバラなことです。
例:ORTのステージ4を見たい場合
- ライブラリーの「ORT」→「ステージ4」で36冊一覧が表示
- ただし、ステージ4内の本がランダムな順で表示される
その点、リーディングチャートでは順に並んでいるんですが、前述のとおり目当ての本を探すのが大変なのです…。
契約が終わると手元に何も残らない
これはORCに限らず、月額料金で読み放題のサービス全般に言えることだと思いますが、契約を切ってしまうと手元になにも残りません。
例:1万円で絵本を購入した場合
→手元に購入した絵本がずっと残り、不要になれば売るなどの選択肢もある
例:ORCで1万円分(約半年~ほど)契約した場合
→契約期間中は読み放題だが、契約終了後はなにも残らず、契約期間を延ばす場合はさらに料金が発生する
ORTは易しいレベルから難しいレベルまで幅広く、ずっとレベルに合わせて読み進めていけるシリーズの本ですが、十数年間ずっとORCを契約するとなると、総額はすごいことになりそうですね。
Oxford Reading Club(ORC)の口コミ|アプリならではのよさがたくさん!
今回の記事をまとめると、このような内容でした。
- 文章を隠して、音声と絵に集中できる
- 文章をタップで、一文だけ朗読音声が流れる
- 録音機能で、発音練習ができる
- 楽しいアクティビティがいっぱい
- 辞書を引くのが簡単
- 家族で使う場合ユーザーが分けられない
- アプリの使い勝手が悪いことも
- 契約が終わると、手元に何も残らない
ORTが好きな方は、きっと楽しめるのではないかなと思います。
Oxford Reading Club(ORC)については、ORCでできることの内容や、最安値で利用できるスクールも、こちらの記事でご紹介しています。↓